琉球畳どっとこむ
畳のお手入れ: 2008年12月アーカイブ
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①室内温度が20〜30度、湿度60%〜80%
②エサ(塵)があること
③潜んで卵を産める場所があること
特に大量発生する条件は25〜28℃で湿度が70〜80%という高温多湿の条件がダニの繁殖に最も適しております。最近の住宅は冬に室内の温湿度を夏並み に高く維持(安定)させる家庭が多いため冬でも夏と変わらないダニの数が検出される事例もあります。人間に快適な生活温湿度は、ダニにとっても快適であり ます。
■次のような条件下ではダニが発生する場合があります。
次のことに注意してください。
①掃除をマメにしない。
②畳の上にジュータンやカーペット等の重ね敷きをする。
③窓を密閉し室内に風を入れない。
④水分を多く含んだ雑巾で拭き掃除をする。
⑤室内で犬、猫、小鳥等のペットを飼う。
⑥菓子等の食べこぼしをする。
⑦洗濯物を室内に干す。
⑧加湿器を過剰に使用する。
■ダニ対策
①掃除の回数を増やし自然通気を心がけてください。防虫シートあるいは防湿機を使用するとダニの発生を抑えられます。
②畳(ジュータン)の表面にいるダニには、電気掃除機をかける方法が一番有効であります。ゆっくり丁寧にかけて下さい。
③ダニ(ヒョウダニ、コナダニ、ツメダニ)等は熱に弱く、加熱乾燥法、マイクロ波加熱法、高周波加熱法のいずれも有効な駆除(殺ダニ)方法です。
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梅雨時に部屋を閉め切った状態ではカビが発生します。特に新築住宅の場合、建築仕上資材の含水率が高い場合があります。
●処置
・天気の良い日には窓や戸を開け室内に風を入れてください。
・漂白剤を水で薄め(有効塩素5%以下で使用)ゴム手袋をして雑巾で畳の表面のカビをふき取ります。次にアルコールをしみ込ませてこまめにふき取ってください。
注:漂白剤が強いと畳の青さまで漂白しますのでご注意ください。
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変色い草、花付い草並びに病虫害い草、織り傷のほか次のような傷が製品面に出ると傷表で扱われる。
○カビ
い草ならびに畳表に生ずるカビをいう。通風が悪く湿度が高いとき発生し易い。畳表の場合特に乾燥を十分にする必要がある。
カビの種類は黄、黒、青、赤カビのほか、くもの巣状(リゾップス属)等がある。
○黴表(かびおもて)
カビ菌に侵された畳表をいう。乾燥不良の畳表を貯蔵したり、貯蔵中に湿度の高い風をあて湿気を吸収さすと、カビ菌に侵され色沢が悪くなる。
○甲(こう)
畳表を八つ折にした場合の折り目の表面をいう。
○甲焼け(こうやけ)
貯蔵中に光線があたり一部が褪色(黄変)した畳表をいう。主として畳表を折りたたんだ折り目が褪色した状態をいう。
○斑乾燥(むらかんそう)
い草ならびに畳表が一様に乾燥していない状態をいう。保管中変色するので特に注意を要する。
○虎(とら)
病害(紋枯病)等により根元から先端までの間で部分的に茶褐色となっているイグサで製織した畳表の状態をいう。表面に虎模様の斑点ができるのでこのような呼称がつけられている。別名「ほし」ともいう。
○はみかた
蛇紋病の羅病い草で製織した状態をいい、「まむし」の紋様から呼称されている。まむしのことを「ハミ」という。別名「ほし」ともいう。
○てれ
変色い草を製織し、畳表面に現れた状態をいう。別名「まだら」ともいう。
○通し赤(とおしあか)
あたり、黄色い、よどみい、並びに枯い等、根元部から先端部まで黄変または茶褐色となったイグサが製織した畳表面に筋状に現れた状態をいう。別名「すあか」ともいう。
○蛇尾(じゃび)
畳表の目(行)が乱れている状態をいう。蛇の尾から出た言葉で、蛇尾ついているという。別名「目崩れ、行乱れ」ともいう。
○荷傷み(にいたみ)
運搬中あるいは取り扱いの不手際により傷(すり傷、引っかき傷、手鍵傷等)が畳表にできること。
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畳の上にジュータンやカーペット等の重ね敷きは禁物です。ダニやカビの発生を促します。
:畳はお部屋の二酸化窒素(No2)を吸収する働きがあります。また、畳独特の香りは嗅覚を刺激し、精神を安定させる効果があります。(アロマテラピー効果